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借金を弁護士に相談するための準備をしよう!|債務整理の行く末
はじめての債務整理

借金を弁護士に相談するための準備をしよう!

債務整理を考え始め、いざ相談しよう!となったら、まず最初にやっておくべきことがあります。

事前に必要なことを準備しておくことで、相談時間が短縮できたり、より的確なアドバイスを弁護士からもらうことができるようになります。

では、どんなことを準備しておけばいいのでしょうか。

債務整理の相談で準備する3つのこと

債務整理の相談をする前に、事前に作っておくといいものが3つあります。

・借金一覧表
・家計
・財産

弁護士に相談に行く前に、エクセルで事前にこの3つに関するファイルを作ります。

電話で相談するときには、このファイルを印刷したものを手元に準備してから電話をかける。

弁護士事務所に行くときには、このファイルを印刷したものを持参する。

メール相談するときは、このファイルを添付する。

こうすることで、相談時間自体も格段に短縮できますし、より的確なアドバイスをもらうことができるようになります。

それでは、一つずつ具体的にどんなことを書いたらいいか、見ていきます。

 

借金一覧表

債務整理をするということは、おそらく何社からも借り入れがある状態だと思います。

その内訳を書いた資料を作っておきます。

作っておかないと、いざ事務員や弁護士と対面したときに、スマホを取り出して、カード会社のHPにログインして、残高調べて・・・なんてことになってしまいます。

逆に、これを作って弁護士事務所に行くと、意外と褒められます(褒められるだけですけど)。

下の表のようなフォーマットで作っておきましょう。

借入先 借入額 月々返済 契約日
住宅ローン(三井住友銀行) 25,000,000円 60,000円 2006年4月
自動車ローン(トヨタファイナンス) 2,300,000円 40,000円 2014年3月
三菱東京UFJカードローン 950,000円 30,000円 2012年8月
アコム 480,000円 20,000円 2016年2月
モビット 300,000円 15,000円 2013年12月
リクルートカード(ショッピング) 920,000円 30,000円 2007年2月
奨学金(日本学生支援機構) 230,000円 12,000円 2008年4月

債務整理を取り扱っている弁護士事務所では、ほとんどのクレジットカード・消費者金融・銀行を把握していますので、ここでは通称で書いておけば理解してもらえます。借入先は、文字通りクレジットカードや銀行の名前を書きます。

(事務員さんに「UFJ銀行のカードローンです」と言ったら「バンクイックですか?」と返されたこともありました。ほんとによくご存知です)

ここで大事なのは、奨学金などカード会社・サラ金・銀行以外の借金についても記載しておくことです。

できれば個人に対する借金についても書いてあるといいと思います。

 

次に、借入金ですが、文字通り借金の残高を書きます。

ここでは1円単位の記載は必要なく、大まかに950,000円などの表現でだいじょうぶです(もちろん1円単位で書いた方が、より詳細な金額まで把握できます)。

利用可能額や利用可能残高は書く必要はありません。

債務整理にあたっては、借入の枠がどれだけあるかは問われないからです。

 

最後に、カードやローンを契約した日を書きます。

僕もそうでしたが、いちいち契約した日なんて覚えてない人が多いかと思います。

僕なんかは、契約書なんかもすぐに捨ててましたからね(汗)。

ですが、ここは頑張って事前に調べて書いておきましょう。

なぜなら、この契約日を元に、過払い金があるかどうかを弁護士が判断するからです。

過払い金が予想よりも多ければ、ひょっとしたら債務整理をする必要がなくなるかもしれません。

弁護士に的確にアドバイスしてもらうためにも、この契約日は必ず調べておいた方がいいです。

というか、どっちみち事務所に行ったら、大体でいいので教えてくださいと言われます。

 

ちなみに、過去に完済した借金があったら、それも書いてあるといいですね。

はるか昔に完済している借金は、グレーゾーン金利で借り入れしていた可能性が高く、過払い金が発生している可能性も高くなるためです。

こうやって借金の一覧表を作ることって、なかなか機会がないと思います。

自分の債務を把握することは、債務整理をする上でも、人生を送っていく上でも非常に大事なことになりますので、弁護士に相談する機会にまとめてみてください。

 

家計

自分の同居の家族分も含めた、家全体としての収支を資料として作成します。

家計といっても、弁護士にとりあえず相談するためのものですから、あまり神経質にならずに書いてだいじょうぶです。

1月あたりの家計を下の表のようなフォーマットで書いてみましょう。

項目 収入 支出
給与(本人) 300,000円
光熱水道費 40,000円
電話代・通信費 15,000円
食費 60,000円
被服費 20,000円
交際費 25,000円
交通費 10,000円
借金返済 250,000円
合計 300,000円 420,000円

家計を書く上で重要なポイントをあげておきます。

家計の内容は3種類の情報に分かれます。
・収入
・固定費
・変動費
です。

この3つが分かりやすくなっていることがポイントになります。

ちなみにこの家計の書き方は、個人再生や自己破産などで提出する家計と同じ書き方になります。

 

収入とは、文字通りお金がいくら入ってきたかを示すもので、主に給料を書きます。

あと、毎月の収入ではありませんが、ボーナスの額は言えるようにしておきましょう。

ボーナスがしっかり出る会社であれば、債務整理する上ではかなりプラスに働きます。

そして、家族も働いていて収入がある場合には、その金額も書いておきます。

 

次の固定費とは、月が変わってもそれほど変化がない支出です。

主に、光熱水道費、電話代(通信費)、マンション管理費などになります。

 

最後に変動費とは、月によって変動がある支出です。

食費、交際費、被服費といったものになります。

 

債務整理をする前は、この支出にプラスして月々の返済があると思いますので、最後にそれを合計で書きます。

なぜこのように固定費・変動費を分ける形で書くかというと、最低限の生活をしていくのに月々いくらかかっているのかを固定費の額で把握して、支出の中の無駄を変動費から探すからです。

債務整理を弁護士に相談するタイミングでは、あまり支出について追及されることはないと思いますが、もし個人再生などを行うことになったら、提出した家計について裁判所からガンガン指摘が出てきます。

その場合は、「食費にお金がかかりすぎではないか」とか、「交際費の内訳は?」とか、そのほとんどが変動費に対しての指摘になってきます。

 

では、弁護士はこの家計を見ることで、何を判断するのでしょうか。

債務整理後の返済金額と、家計の収支のバランスを見て、どの債務整理が適切かを判断するためです。

しっかりと書いてある家計があると、たとえば個人再生を希望して相談に行ったとしても、「変動費の中から交際費を切り詰めれば、任意整理でもいけますよ」と違う提案をされることもあります。

ここでも、的確なアドバイスをもらうために、事前に準備をしておくことは、とても大事なのです。

 

財産

自分が持っている財産を一覧にしてまとめておきます。

任意整理の場合は、財産はほとんど関係ありません。

しかし、個人再生・自己破産については、自分の持っている財産の額や種類によって、整理後の返済額が変わったり、そもそも債務整理をするのが難しくなるのです。

財産の一覧は、特に決まったフォーマットのようなものはないので、持っている財産の種類だけメモしておいてください。

財産として挙げるものの目安は、20万円以上の価値があるかどうかです。

また、現金は100万円以上持っていると財産として見られるので、もし100万円以上の現金を持っていたら、それも書いておきましょう。

例えば僕の場合は、
・家
・自動車
でした。

もし高価な宝石などを持っていて、それが20万円以上の価値がつくなら、一覧にあげておきましょう。

 

ここで気を付けたいことがあります。

債務整理しようとしているのに、100万円以上の現金なんか持っていない!と思っている方。

親が自分名義の口座を作って、そこに貯金してくれているという可能性はありませんか?

たとえ親が作った口座であり、親が勝手に貯金していたとしても、口座名義が自分になっていれば、それは自分の財産です。

個人再生や自己破産をする場合には、自分名義の口座の残高および取引履歴はすべて提出する必要がありますので、自分名義の口座のお金はすべてばれてしまいます。

また、別のケースでは、親が自分名義の土地を持っていた、なんてことも考えられます。

この場合、土地に値段がついていると、債務整理後の返済額に大きく効いてきます。

あらかじめ漏れがないように資料として起こして弁護士に話しておく方が、後々困ることにならないと思います。




弁護士への質問表も作っておくといい

初めて弁護士と相談するという方も大勢いらっしゃると思います。

どんな雰囲気で相談が進むのか、どんな話を聞かせてもらえるのか、親身になって相談してくれるのかなど、不安材料は尽きません。

 

弁護士との相談は、思っているよりも時間が短いです。

僕が相談に行った弁護士事務所では、事務員と会話している時間の方が遥かに長かったんですね。

弁護士と話せたのは長くて40分くらい。

だから、弁護士と話す時に、聞きたいことを聞き忘れないためにも、質問したいことをメモなり表なりにしてまとめていくと、よりスムーズに話ができると思います。

 

例えば、僕の心配事は、個人再生をしたら車を残せるのか、残せないならどういった流れで引き上げられるのかということでしたので、その2点をメモしていきます。

債務整理は人によって状況が全く違うので、相談したい内容もバラバラだと思います。

弁護士も、聞きたいことの一覧表があれば、たとえ自分がうまく聞きたいことを話せなかったとしても、向こうから教えてくれると思います。

 

まとめ

相談前の事前準備の話、している人はしていると思いますが、してない方は全くのノーケアだったりします。

電話相談ならこれらの情報は口頭で相手に伝えることになりますが、弁護士事務所に相談に行くと、弁護士と話をする前に、これらの情報を専用の用紙に必ず書くことになります。

自分でまとめたものを用意していけば、事務所が用意した用紙への記入がとても楽になります。

準備がないと、用紙への記入だけで数時間かかってしまうということも普通にありえますので、事前の準備はしっかりとしてから相談に臨みましょう。

 

弁護士との相談の準備ができたら、自分に合う弁護士を見つけましょう。

僕が考える理想的な弁護士の選び方について書きました。

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