弁護士の選び方

弁護士と事務員の違いと相談の仕方について

債務整理を弁護士事務所に相談すると、接する可能性があるのは、事務員と弁護士です。

最初に対応してくれるのが事務員、そのあとに面談の約束を取り付けて相談できるのが弁護士となります。

では、事務員と弁護士はどう違って、どのように相談し分けたらいいのでしょうか。

事務員には幅広く浅く相談をしましょう。

弁護士との面談は時間が限られているので、聞くことをあらかじめメモして「質問する→回答をもらう」を繰り返すことを意識しましょう。


弁護士と事務員の違い

まずはじめに知っておいた方がいいのは、弁護士と事務員の違いについてです。

弁護士事務所とやり取りするうえで出てくる登場人物は、弁護士と事務員です。

弁護士事務所に電話相談をしたことのある方なら分かると思いますが、最初に電話口で相談に乗ってくれる優しい方がいますよね?(まれに優しくない方もいるかもしれませんが)

あの方はまず間違いなく事務員さんです。

 

また、事務所に直接相談に行った時には、最終的には必ず弁護士が対応してくれます。

「今話しているのは、事務員なのか弁護士なのか」

これを意識しておくと、質問や情報収集がしやすくなりますので、相手が事務員なのか弁護士なのか不明な場合は、最初に聞いてみるといいと思います。

事務員

事務員の特徴としては、
・とても優しい
・どれだけ話が長くなっても聞いてくれる
・決まったことなら質問に答えられる
・特殊な事情の相談に乗れない
などがあります。

このブログでは様々なケースについて情報を書いていますが、債務整理の本質はいたってシンプルです。

任意整理であれば、整理対象の債権者を選んで交渉し和解に持っていくだけですし、個人再生と自己破産についても裁判所が決めた手順で資料を出していくだけです。

ですので、債務整理を扱う大手の弁護士事務所や司法書士事務所では、そのほとんどがマニュアル化されています。

 

実際に事務所と契約してみると分かりますが、本当に綺麗なフォーマットで作られた用紙を渡されて、その中に書かれた指示に従っていくことになります。

事務員は、そのマニュアルに書いてある内容は把握しているので、そこに書かれている内容であれば詳細まで質問に答えてくれます。

しかし、特殊な事情の相談になると、突然答えられなくなります。

答えられないというか、答えてはだめなのでしょう。

その時は必ず、

「事務所に来ていただき、弁護士と相談してみてください」

と返されます。

 

たとえば僕の場合、車をどうしても残したかったので、必死にネットで情報を集めていました。

最初に街角法律相談所を通じて電話をくれた弁護士事務所の方に、「どうしても車を残したいんですが無理ですか?」と聞いてみましたが、個人再生するなら無理の一点張りでした。

ところが、個人再生をしても車を残せたという裁判所の事例を話すと、「事務所にいらして弁護士と相談してみてください」という答えに変わります。

この時初めて、話をしていたのは弁護士ではなかったんだと気付きました。

弁護士

弁護士は、
・話し方が圧倒的にビジネスライク
・答えたことにはなんでも答えてくれる
・長い相談にならないようにしている
という傾向があります。

僕が債務整理について直接話をした弁護士は合計5人です。

事務所はバラバラでしたが、その誰もに共通して言えるのはまるで仕事の取引先とビジネスの話をしているかのような話の仕方をします。

まあ、弁護士からしたら、相談者は仕事をくれる取引先のようなものですから、あながち間違いではないんですけれど。

 

あと、もちろんですが、質問には必ず何かしらの答えを返してくれます。

答えは弁護士によってバラバラだったりしますが、必ずその弁護士自身の考えをその場で答えてくれます。

最後に、相談自体が長引きそうだなと感じた場合は、すぐに切り上げようとするのも感じました。

少しでも話に間が空くと、「他に質問はありませんか?なら契約を」という流れになります。

弁護士もたくさんの相談者を抱えて日々忙しいと思いますから、この対応は当然だと思います。

しかし、相談に慣れていない人にとっては、「何でこんなに冷たくされるんだろう」と感じることも少なくないかもしれません。

僕もそうでした。

途中から完全に割り切れるようになりましたけど。

弁護士と事務員で分ける相談の仕方

弁護士と事務員の違いについて、大まかに分かったところで、相談の仕方について考えてみましょう。

初めて相談した事務所で対応してくれるのは、ほぼ事務員です。

事務員に対しては、定型的に決まっている内容を質問した方がいいです。

たとえば、
・自分にはどの債務整理が向いているか
・債務整理をすると借金はいくらになるのか
・事務所に支払うお金はいくらか
といった内容になります。

特に最初に相談する時に忘れがちなのが、事務所に払うお金の金額です。

借金がどうなって、その後の生活がどうなるのかも気になると思いますが、弁護士費用も弁護士を決める上で重要な要素ですので、必ず最初に聞いておきましょう。

次に、弁護士と相談する時は、基本的に疑問に思っていることを全てぶつければOKです。

ただし、上に書いたように、弁護士はすぐに話を切ろうとする傾向がありますので、必ず質問したいことを紙か何かにまとめておきます。

質問をまとめた用紙を見ながら弁護士と話してもいいと思います。

2回目から相談が有料になる事務所もありますので、できるだけ1回の相談で、聞きたいことを全て聞けるように準備してから行きましょう。

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