体験談

債務整理経験者の借金総額と圧縮後の返済額を公開します

僕が債務整理の一つ、個人再生に着手したのが2017年。

そして、債務整理が完了したのが2018年の春です。

そんな僕のリアルな借金の総額と返済額を公開したいと思います。

個人再生は借金を圧縮する債務整理

個人再生は債務整理の一つで、借金の総額を最大で5分の1まで圧縮してもらうことができます。

 

個人再生を行うにはいくつか条件があって、
・安定して継続した収入があること
・借金の総額が5000万円を超えていないこと
・圧縮後の月々の返済が行える見込みがあること
などです。

たいていのサラリーマンの場合は収入の要件を満たしていると思いますし、借金の総額が5000万円以下というのも、銀行や貸金業者の審査があることを考えるとほぼだいじょうぶです。

 

また、メリットとしては、
・家を手放すことなく債務整理を行える
ということがあげられます。

ですので、家を持っているサラリーマンが、家を手放さずに債務整理をすることができる、とても合理的な方法です。




債務整理経験者の借金総額と圧縮後の返済額

僕の借金の借り入れ先は、奨学金を含めて10社

債務整理をする前の借金の額と、債務整理後の返済額は以下のような内訳です。

 

債権者(お金を貸してくれた会社) 借金の額 圧縮後の額
ライフカード 1,513,000円 455,338円
楽天カード 1,088,247円 327,508円
楽天銀行 3,908,385円 1,176,229円
三菱UFJニコス 1,046,030円 314,803円
トヨタファイナンス 533,210円 160,470円
アコム 549,423円 165,349円
新生フィナンシャル 110,085円 33,131円
三井住友カード 1,371,173円 412,655円
SMBCコンシューマファイナンス 3,300,438円 993,267円
奨学金 298,368円 89,794円

借金の額には、債務整理の手続きを初めてから完了するまでの遅延損害金や利息なども含まれていますので、実際に僕が借り入れしていた金額はもう少し下がります。

また、債権者の名前は、保証会社となっていますので、実際に使っていたカード会社や銀行名とは異なっているものもあります。

(例えば、僕はアコムは利用していませんが、あるカード会社の保証会社がアコムだったため、返済をアコムに対して行うことになります)

 

債務整理前の借金の総額は、13,718,359円

 

個人再生による圧縮後の返済総額は、4,128,544円です。

 

これを5年間、60回に分割して支払っていきます。

その結果、毎月の支払額は68,290円となりました。

債務整理をする前までは月々20万円以上の返済をやりくりしていたので、それが月7万円弱になったのは、非常にありがたいです。

 

借金の圧縮率は30%です。

本来個人再生では、最大で5分の1、つまり20%まで借金が圧縮されるのですが、持っている財産の価値が予想以上に高くついてしまったため、30%の圧縮額にとどまっています。

 

持っている財産の価値で圧縮後の返済額が変わる理由は、この記事を読んでみてください。

⇒参考記事:「個人再生の書類集めで損をしないためにできること

 

また、月々7万円弱の返済額には住宅ローンの返済額は含まれていません。

個人再生の場合、住宅ローンは債務整理の対象とはなりませんので、100%残ります(その代わり家を処分しなくても済みます)。

住宅ローンの返済は月々55,000円ほどですので、毎月借金の返済にあてる額は、月々125,000円ということになります。

 

債務整理後の返済方法

圧縮された7万円弱の返済ですが、基本的には毎月末に銀行振り込みによって返済をします。

たとえば、ライフカードに対しては7590円、楽天カードに対しては5,460円といった形で、1社1社に対して銀行振り込みで返済を行います。

それを奨学金以外の9社に対して行います。

そのため、銀行振り込み手数料は案外バカになりません。

 

僕は返済が始まる前に、大手の銀行と、代表的なネット銀行について、振込手数料について調べてまとめていました。

特にネット銀行は振込手数料が無料だったり、安かったりします。

 

ネット銀行は、債務整理をした人必携のデビットカードを発行できるところも多く、デビットカードを発行するついでに振込手数料もチェックしました。

その比較は下記の記事にまとめていますので、振込手数料が気になる方はご覧ください。

⇒参考記事:「債務整理後におすすめのデビットカード6枚を徹底比較!

 

僕の場合になりますが、9社の返済口座の内訳は、
・三井住友銀行:5社
・三菱UFJ銀行:3社
・楽天銀行:1社
となっています。

このうち、三菱UFJ銀行は、三菱UFJ銀行またはじぶん銀行からの振込手数料は0円です。

また、三井住友銀行も、同じ三井住友銀行からの振込手数料は108円と優遇されています。

ネットバンクのソニー銀行は振込手数料が2回まで無料です。

同じくネットバンクの住信SBI銀行も振込手数料が1回無料です(条件によっては最大15回まで無料になります)。

 

ですので、これらを駆使することで振込手数料を安く抑えたり、0円にすることができます。

三井住友銀行UFJ銀行(もしくはじぶん銀行)、ソニー銀行住信SBI銀行あたりに口座を持っておくと、振込手数料のことは考えなくてもよくなります。

 

そして、奨学金の返済ですが、なぜか振込用紙でした。

毎月1500円の振込用紙が60枚一度に郵送されてきて、毎月月末に郵便局か銀行に行って、用紙を使って振り込まなければいけません。

奨学金の返済総額は9万円弱なので、弁護士事務所に確認して問題がないようなら、奨学金だけ一括で返済をしてしまいたいと考えています。




借金の総額は多いか少ないか

借金総額は約1370万円です。

この額が多いか少ないかというと、間違いなく多いはずです。

 

僕の場合は、

1.総量規制ぎりぎりまでクレジットカードのキャッシングを使った
2.総量規制に引っかからない銀行カードローンを使った
3.おまとめローンを組んでさらにあいた枠を使った

という流れで借金が膨らんでいっています。

 

弁護士事務所に債務整理を相談しに行ったときには、すでに新しいカードやローンの審査が通らない状況でしたので、自分の与信枠の全てを使い切ってしまっていたと思われます。

※総量規制とは、年収の3分の1以上を超える借り入れはできなくなるという法律です。

 

どこからもお金を借りることができず、手元にも現金はほとんど残っていない状態で始めた債務整理でしたので、決断するタイミングも遅すぎました。

債務整理をするなら、早いに越したことはありません。

全額返しきるのか、債務整理を行うのかの線引きは、できるだけ早い段階から意識しておくべきです。

 

債務整理を決断すべきタイミングについては、この記事をご覧ください。

⇒参考記事:「債務整理を決断するタイミング

 

債務整理を経験したことのない人からしてみたら、圧縮後の返済総額410万円、月々7万円弱の返済というだけでも、びっくりするくらいの額ですよね。

自分で考えてみても、大変だなという印象はあります。

 

でも、個人再生手続きの中で、この額であれば払っていけるという感触も身に着けることができました。

 

個人再生では、圧縮後の返済が続けていけるかどうかを確認するために、圧縮後の返済額を毎月指定された口座に積み立てるというトレーニングが行われます。

そこで半年から1年トレーニングをすることで、月々の返済額を除いたお金でやりくりすることを学ぶのです。

ここが個人再生の仕組みでよくできているなと思う点です。

ギャンブルをやめられない人、借金癖がある人や、浪費が激しい人、生活水準を下げられない人でも、個人再生の手続きの中で、だいぶ感覚を普通の人レベルに戻すことができます。

 

そんなよくできたシステムですので、債務整理をせずに借金を頑張って返しきりたいと思っている方は、個人再生の家庭バージョンを実施してみることをおすすめします。

やり方についての提案は下記の記事にまとめてありますので、ご覧ください。

ギャンブルでの借金というタイトルになっていますが、ギャンブルに限らずできた借金全てに対して非常に有効なやり方です。

⇒参考記事:「家族がギャンブルで作った借金に苦しむ方へ

 

借金の総額が多くてもあきらめないで

個人ができる借金の額としてはかなり大きい1300万円超の借金を債務整理をしました。

ですが、個人再生を行った後は、お金に対してとてもシビアな感覚が身に付きましたし、圧縮後の月々の返済をしながら生活をしていける感覚もできあがっています。

生活への影響はほとんどありません。

むしろ、返済額が減ったことで貯金をしようという意識がしっかりと芽生えたり、新しいことにも挑戦してみたいという気持ちにもなっています。

 

おそらくこの記事を読んでくださっている方は、少なからず借金があることと思います。

借金の額があまりにも多すぎる場合には、借金を帳消しにする自己破産という方法も残されています。

様々な借金の解決方法を、国や弁護士が提供してくれていますので、自分一人で苦しまないでください。

身内に相談してもどうしようもなくなったら、債務整理という手段を思い出してください。

自分の命を絶つという選択だけは、どうかしませんように。

⇒参考記事:「初めての債務整理!最低限知っておくべき6つのこと